サブ銀行に便利!楽天銀行 vs auじぶん銀行のサービスを徹底比較

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ネット銀行の代表格である「楽天銀行」は、2023年3月末時点で口座数・預金残高ともにトップを誇っています。

また、何かと今一つなサービスの多いau経済圏にあって、「auじぶん銀行」はサービス向上に努めている印象があります。

この記事ではそんな「楽天銀行」と「auじぶん銀行」のサービスを徹底比較してみました。

結論は「お得に便利にお金を使うなら楽天銀行」「預金金利重視ならauじぶん銀行」です!

目次

いきなりですが…、「楽天」も「auじぶん」もメインの銀行には厳しい

ネット銀行がかなり認知されるようになったおかげで、各種引き落としや振込にネット銀行が利用できるようになったケースは非常に増えた印象です。

ただ、裏を返せば「以前はネット銀行に対応していない手続きが多かった」とも言えますし、依然としてネット銀行が使えない手続きはあります

例えば、

  • 会社の給与振込先が特定の銀行に限定されている
  • 家賃の引き落とし口座がメガバンクにしか対応していない
  • 幼稚園や学校のお金の引き落としがゆうちょ銀行のみ対応

といったケースです。

メインの銀行としては「ゆうちょ銀行」「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」を利用し、足りないなと思うサービスをネット銀行で補うのが、現状としてはベターだと思います。

また、昨今は給与計算業務を外部委託する企業が増えました。その影響で、給与を複数の銀行に分けて振り込んでくれる会社も増えてきました。「メイン銀行」「サブ銀行」を併用するハードルはかなり下がったと思います。

楽天銀行 vs auじぶん銀行 モデルケースで比較

ネット銀行の場合、預金残高や証券口座との連携によって、受けられるサービスに差が出てきます。

そこで、今回は以下のようなモデルケースで比較してみました。

今回のモデルケース
  • 普通預金残高が300万円
  • 銀行口座と併せて証券口座も開設(楽天銀行-楽天証券、auじぶん銀行-auカブコム証券)も開設している

普通預金300万円・証券口座ありの場合のサービス比較

楽天銀行auじぶん銀行
ATM利用
出金手数料
月7回
まで無料
月10回
まで無料
ATM利用
入金手数料
30,000円未満で
手数料発生
無料
振込手数料
無料回数
月3回月10回
振込金額
制限
任意10万円まで*
(2023.6.10~)
普通預金
特典金利
0.1%
(300万円まで)
0.1%
*初期設定額。引き上げにはお客様センターへの連絡が必要

ATM利用手数料・振込手数料の回数からみると、auじぶん銀行は非常に魅力的で、一方で楽天銀行は見劣りします。とはいえ、私は「楽天銀行の月3回振込手数料無料」で十分間に合っているので、そこまでデメリットには感じません。

むしろ、セキュリティ強化の一環で始まったauじぶん銀行の振込金額制限(10万円)が、あまりに利便性を損なっています。当初は臨時のセキュリティ対策とのことで始まりましたが、この記事を改訂している現在(2023.9.10)で制限はかかったままです。

消去法的な選択になりますが「ATMから入金しないなら楽天銀行」「高額の振込をしないならauじぶん銀行」という選び方でも後悔は少なそうです。

auじぶん銀行のメリットは「0.1%の普通預金特典金利に金額の上限がない」ということです。あまり使う予定のないお金を高い金利で預けておくなら「auじぶん銀行」が便利です。

楽天銀行 vs auじぶん銀行 優遇制度比較

次に、楽天銀行の優遇制度「ハッピープログラム」と、auじぶん銀行「じぶんプラス」を比較していきます。

ATM入出金手数料の無料回数

ATMの利用回数については

  • 楽天銀行は「入金+出金の合計回数」
  • auじぶん銀行は「入金」と「出金」は別カウント

という違いがあります。

それでは実際に、ATMの無料利用回数を比較してみましょう。

ATMの無料回数比較

総資産残高楽天銀行
ハッピープログラム
auじぶん銀行
しぶんプラス
1,000万円以上スーパーVIP
月7回
プレミアム
入 無料
月15回
300~
1,000万円未満
スーパーVIP
月7回
ゴールド
入 無料
月10回
100~
300万円未満
VIP
月5回
ゴールド
入 無料
月10回
50~
100万円未満
プレミアム
月2回
レギュラー★
月2回
出 月2回
10~
50万円未満
アドバンスド
月1回
レギュラー
月2回
出 月2回
10万円未満ベーシック
月0回
レギュラー
月2回
出 月2回
★定期預金残高1円以上で「シルバー(月5回)」へランクアップ可能です

「50~100万円未満」の残高の場合には両者で互角になりますが、それ以外の預金残高ではauじぶん銀行の方がATMの無料利用回数は多くなります

振込手数料の無料回数

auじぶん銀行の利点が特に目立つのが「振込手数料」の無料回数です。

振込手数料の無料回数比較

総資産残高楽天銀行
ハッピープログラム
auじぶん銀行
しぶんプラス
1,000万円以上スーパーVIP
月3回
プレミアム
月15回
300~
1,000万円未満
スーパーVIP
月3回
ゴールド
月10回
100~
300万円未満
VIP
月3回
ゴールド
月10回
50~
100万円未満
プレミアム
月2回
レギュラー
月3回
10~
50万円未満
アドバンスド
月1回
レギュラー
月3回
10万円未満ベーシック
月0回
レギュラー
月3回
★定期預金残高1円以上で「シルバー(月5回)」へランクアップ可能です

全ての預金残高において、auじぶん銀行の回数が多いです。特に楽天銀行の「スーパーVIP」とauじぶん銀行の「プレミアム」は「3 vs 15」と大差がついています。

銀行振り込みが多い方は、「auじぶん銀行」を選ぶメリットは大きいです。

証券会社との連携

「経済圏」サービスで囲い込むのに大事なのは、サービス同士の「連携」です。

楽天もauも「銀行と証券」の連携サービスが用意されています。

楽天銀行auじぶん銀行
連携証券会社楽天証券auカブコム証券
連携サービス名称マネーブリッジauマネーコネクト
普通預金の特典金利0.1%0.1%
銀行・証券自動入出金

楽天銀行の「マネーブリッジ」が何かと取り上げられますが、普通預金の優遇金利や銀行・証券の連携の面では「auマネーコネクト」は全く遜色ないサービスといえます。

かなり差がある「デビット」サービス

デビットカードにはかなり差があり、「楽天銀行デビットカード」は、還元率の面でかなり優秀です。

楽天銀行
デビットカード
じぶん銀行
スマホデビット
プラスチック
カード
ありなし
ポイント還元100円につき
1ポイント
(1%還元)
なし
国際ブランドVISA / JCBJCB
Apple Pay
/ Google Pay
非対応対応

また、楽天銀行デビットカード(JCB)は「ANA Pay」「ファミペイ」のチャージに対応、ポイント付与もされることを確認しました(2023.12.16時点)。

楽天カード(クレジット)では各種公共料金でポイント付与率が大きく低下(500円につき1ポイント)することがあります。例えば、東京電力・東京ガス・東京都水道局などはポイント付与が低下してしまいます。一方で、楽天銀行デビットカードは、各種公共料金でも1%還元されます。

楽天銀行デビットカードのデメリットは、ガソリンスタンドなど利用できない店舗が一部ある店です。これは楽天銀行デビットカードのデメリットというよりも、デビットカード全般のデメリットになります。

個人的には「楽天カード」「楽天銀行デビットカード」の2枚使いがオススメです。ポイントは楽天ポイントに集約できて、1%還元とほどほどのメリットもあるので、おすすめの組み合わせです。

まとめ:「使うなら楽天」「貯めるならauじぶん」

楽天銀行デビットカードをはじめとして「お得に使う」なら楽天銀行、預金金利に特化して「貯める」ならauじぶん銀行がオススメです。

「楽天銀行」「auじぶん銀行」どちらかを選ぶ必要はなくて、ケースによって両方の銀行を使い分けるのも、全然ありだと思います。私も両方の銀行を併用しています。

「楽天銀行」「auじぶん銀行」を検討されている方にとって、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

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