「au経済圏」を応援している当ブログですが、今回は証券会社である「auカブコム証券」を取り上げます。
実は「ズバリauカブコム証券はオススメ!」というわけではなく、現状メインの証券会社はSBI証券がオススメと言わざるを得ません。
では、auカブコム証券はダメなのかというと決してそうではありません。クレジットカード積み立てに割り切ったサブ証券会社としてauカブコム証券はオススメできます。
この記事では、ネット証券大手の「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」について「サービス」「画面の使い心地」を比較しています。
ネット証券の口座を開設したいが、どこの会社にしたらいいかわからない!そんな方はぜひこの記事を参考にしてください。
サービス(手数料・ポイント付与・優遇金利)の比較
各社のサービス、手数料を比較すると、お得なポイントに特徴があることが見えてきます。
auカブコム証券 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | |
現物株式手数料 (100万円以下) | 0円 | 0円 | 0円 | 550円 |
投資保有ポイント (eMAXIS Slim 全世界株式の場合) | 年率 0.005% | 年率 0.0462% | 付与なし | 年率 0.03% |
普通預金の優遇金利 | 年 0.1% | 年 0.01% | 年 0.1% | 優遇金利なし |
投信クレカ積立の ポイント付与 | 1.0% | 0.5% | 0.5% 2023年6月分より | 1.1% |
ポイントでの 投資信託購入 | Pontaポイント | Tポイント Pontaポイント Vポイント | 楽天ポイント | マネックスポイント |
auカブコム証券は「投信クレカ積み立て」+「定期預金の優遇金利」で、少額からコツコツ積み立てたい方向け。
SBI証券の大きな穴は「普通預金の優遇金利」くらいで、証券会社としては幅広い方にオススメできます。
楽天証券は「お得」という観点では他社より目立った要素はなし
マネックス証券は「投信クレカ積立」がアツいので、投資信託メインで運用したい方にオススメです。
個人的には「メインの資産はSBI証券で運用」「さらに余剰資金をauカブコム証券で積み立て」という使い分けが良さそうです。
各証券会社の使い心地を実画面で比較
各証券会社「使いにくい」「使いやすい」色々言われています。そこのところをハッキリさせるため、
- 「保有している投資信託を買い増す」というシチュエーション
- スマホ版の実画面
という条件で、それぞれ比較してみました。
SBI証券
SBI証券のログイン後の画面がこちらです。

投資信託に関する操作は「投資信託トップ」から行います。

「保有証券一覧」をタップします。

色々な情報が出てきますが、下へスクロールします。

保有している投資信託「eMAXIS Slim オールカントリー」が出てきました。↓をタップしてメニューを展開します。

展開したメニューから「買付」を選択すれば、買付操作へ進めます。
実はPC版の画面はゴチャゴチャした印象でしたが、スマホ版の画面はわかりやすい印象です。
楽天証券
続いて「わかりやすい」で定評のある楽天証券です。まずはログイン直後の画面から。

「メニュー」をタップします。

出てきたメニューより「投資信託」をタップします。

投資信託の画面に切り替わりました。上部のメニューから「保有商品」をタップします。

保有商品の中から買い増したい商品を選び「追加購入」をタップします。
楽天証券は「アイコン」や「画面の色づかい」がわかりやすい印象ですね。
マネックス証券
続いて、某YouTubeチャンネルで「使いにくい」と言われたマネックス証券です。個人的には「言うほど使いにくいか?」と言うところですが。
まずはログイン直後の画面から。

「MENU」の横のハンバーガーメニューをタップします。

展開したメニューから「投資信託」をタップします。

「投資信託」メニューから「保有残高・売却」をタップします。

投資信託の保有残高・口座管理画面へ遷移します。ここから画面の下をスクロールします。

保有しているオール・カントリーの項目が出てきますので、「買付」をタップします。
確かに楽天証券と比べればチョットくせがありますが、SBI証券とトントン、少なくとも「わかりにくい」と言うことはない印象です。
auカブコム証券
最後が問題の「auカブコム証券」です。実はauカブコム証券の場合「保有している投資信託の銘柄を買い足す」と言う操作ができませんでした(私は見つかりませんでした)。
そこでauカブコム証券の場合は、「eMAXIS Slim オール・カントリー」を購入する手順をやってみます。
まずはこちらもログイン直後の画面から。

デーンと「お知らせ」の画面が出てきますが、「メニュー」も「投資信託」も出てきません。まずはここからず〜っと下へスクロールします。

かなりスクロールすると、ようやく「投資信託」のメニューが出てきました。が、この画面。似たようなボタンが多くあって、とにかくゴチャゴチャしています。
ここでは「投資信託」から「メニュー画面」をタップします。

いやこの画面で「Pontaポイント残高」って必要?と思いつつ。ここでは検索で探す方法もあるのですが、「eMAXIS Slim オール・カントリー」と似たファンドは多いので、「ランキング」の方から探してみます。

ランキングはとにかく豊富な種類から選べますが…、こんなに必要ですかね?とりあえず「販売金額(週間)」をタップします。

「eMAXIS Slim オール・カントリー」は、どの証券会社でも割と上位に来るので、検索はラク、と思いきや、まさかの上位3位までしか表示されません。下の方へスクロールします。

やっと見つかりました。「買付」をタップすれば、購入画面へ進めます。
auカブコム証券の画面については「紛らわしい項目が多い」「それって必要?と言う項目が表示される」「欲しい機能がない」と言うことで、正直もうちょっと頑張ってほしいです。
4証券会社のスマホ画面。操作感をまとめると
楽天証券はメニューのアイコン、色づかいともにわかりやすいように工夫されていて、さすが定評がある証券会社です。
SBI証券とマネックス証券は、コーポレートカラーである青と黄色を主体にしつつも、それなりに操作しやすい印象でした。初心者の方も、慣れれば問題ないレベルかと。
auカブコム証券については、とにかく中の人は他の証券会社の画面をよく研究してほしい、としか言いようがありません。au経済圏やauカブコム証券自体には期待しているだけに、頑張って欲しいところです。
まとめ:メインは「SBI証券」、サブの投信積みたてに「auカブコム証券」がオススメ
- SBI証券 … 使いやすさ、クレカ積み立てのポイント還元から、幅広い方にオススメ
- 楽天証券 … 使いやすさに強くこだわる。楽天経済圏ユーザーはまだ使える。
- マネックス証券 … 投資信託のクレカ積立だけなら。株式取引は手数料高め。
- auカブコム証券 … 投信クレカ積み立て、普通預金優遇金利は強い。操作感は▲
こんな結論になってきます。
現状新規で口座を開設するなら、メインは「SBI証券」もオススメです。頻繁に取引が多い方も、積み立てメインの方も、オールマイティーな証券会社と言えます。
個人的に頑張って欲しい「auカブコム証券」ですが、まずはとにかくメニューの操作を洗練して欲しいです。
が、「クレジットカード投信積み立て」「普通預金の優遇金利」が非常に魅力です。サブの証券会社としてauカブコム証券を使うのがオススメです。
