各社「ペイ」アプリが激しい還元合戦を行ったのも今や昔。
「ペイ」アプリの還元は、それなりの水準に落ち着いてしまいました。
私は、大手通信キャリア系の「ペイ」アプリを色々使用しました。
その上で、現在は「au PAY」をメインに使用しています
その理由は「残高の使い道が多いから」。
今回は、私が各種「ペイ」アプリの比較した結果、au PAYに行き着いたプロセスをお話しします。
とは言え、「ペイ」アプリは条件によってお得具合が大きく異なります。
そこで、
- クレジットカードに「楽天カード」
- 銀行に「三井住友銀行」
を使用している、という条件で今回は比較しています。
かつては大盤振る舞いも、今は地味な「PayPay」
「最大20%還元」を打ち出し、QRコード決済を一躍有名にしたのが「PayPay」です。
しかし、現在の還元率は一般的なクレジットカード並みに落ち着いてしまいました。

クレジットカードの場合はコード決済時の還元なし(楽天カードの還元は受けられます)、銀行チャージの場合は0.5%〜還元です。
- 100円以上の決済が50回以上
- 利用金額10万円以上
といった条件を満たせば0.5%以上の還元が受けられますが、条件はかなりハード。
実質的には「0.5%還元」と考えてよさそうです
「PayPay」の最大のメリットとしては、使える店が多い、特に小規模の店舗でも使えることが多い、というところ。
100円ショップ「ダイソー」で使用できる数少ないQRコード決済です。
よく行く店によっては「唯一のペイ」と言えますが、「オトクなペイ」かと言われると、疑問が残ります。
また、他の「ペイ」アプリと比較して、動作がサクサクなのが良いですね。
「後払い」でも還元率が高い「d払い」
天下のNTT docomoだけに、ソツがないサービスなのが「d払い」です。

d払いのメリットとしては、クレジットカードの紐付けによる「後払い」でも還元が受けられる点です。
楽天カードと組み合わせることで、合計1.5%の還元が受けられます。
チャージ型の決済は「使い過ぎが防げる」というメリットがあります。
が、比較的家計の管理がしっかりしている方にとっては「チャージの手間」というデメリットにもなります。
「後払い」ならチャージの手間がないため、レジで決済不足になってしまう、といったこともありません。
d払いのデメリットは、使える店が多くない点です。
私がよく利用するドラッグストアは、いろいろな決済方法に対応しているのに、「d払い」だけ非対応でした。
「d払い」をメインにしたい、と検討されている方は、近くの使える店をよく確認した方がいいです。
「楽天ポイント」の出口に。「楽天ペイ」
楽天ユーザーにとっておなじみ、楽天ポイントの「出口」に使えるのが「楽天ペイ」です。

生活のほとんどを楽天のサービスで固める「楽天経済圏」の方にとって大事なのは「ポイントの使い道」。
楽天のサービスでほとんどのものをまかない、楽天にないものは街のお店で「楽天ペイ(ポイント利用)」で購入、というのが便利な使い方です。
楽天経済圏を街のお店に拡張できる、というのが楽天ペイのメリットです。
楽天ペイで高い還元率を達成するには「チャージ式」を利用する必要があります。チャージ式の場合、残高管理の手間は増えます。
しかし楽天ポイントの出口としてポイントの管理もすることになるので、そこまで手間が増える印象はありません。
「サブ」の決済方法として、私は利用していますね。
とにかく使い道が豊富な「au PAY」
そして最後が、私がメインで利用している「au PAY」です。

au PAYは「チャージ式」の決済です。したがって残高管理の手間が…、とも一概には言えないんです。
au PAYは、残高を「コード決済」以外に、「マスターカードプリペイド」として使う事もできます。
ガソリンスタンドなど特殊な例を除き、クレジットカードの要領で使えるのが「マスターカードプリペイド」です。
つまり、まとまった金額をチャージしておいても「使う店がない」ということが少ないんです。
私はau PAYへまとまった額をチャージし、残高を「お財布」がわりにしています。
au PAYのデメリットは「アプリが重い」こと。
私が利用している機種はiPhone SE(第2世代)なので、そこまでスペックは悪くありません。
しかし、アプリを起動してから、QRコードを表示するまでが、とにかく遅いです。
おそらく、クレジットカードの利用残高を確認できたり、銀行と連携したりと、機能がモリモリになった結果、モッサリアプリになったと予想します。
動作が重いことだけ改善してくれれば、ほぼ文句ないんですが…。
まとめ : アプリの特徴を活かしてお得に
私は物好きということで、全ての「ペイ」アプリを使用していますが、普通は一つか二つにまとめた方がいいですね。
ポイントが分散しないため、ポイントの期限が切れて失効してしまうことも、防げるからです。
似ているようで、割と違う各社の「ペイ」アプリ。
みなさんの「ベスト」を見つけるきっかけになれば、幸いです。