「国内通話がかけ放題!」というPRの楽天モバイルですが、本当にかけ放題?と疑問に思う方もいるはず。
実は
- 自分がいる場所
- かける相手がいる場所
- スマホのOS
によって「通話が有料」になってしまうこともあるので、注意が必要です。
「Rakuten Linkアプリ」を使用して、「090-xxxx-xxxx」「03-xxxx-xxxx」といった番号へかける
日本国内で着信を受ける
この記事では、ややこしい「Rakuten Linkアプリ」も「こうすれば通話無料!」というパターンについて、詳しく解説していきます。
2021年7月6日に実施された「iOS版Rakuten Link」の大幅な仕様変更にも対応した内容となっています。
「Rakuten Link」アプリとは
楽天モバイルとしては、「Rakuten Link」アプリを「スーパーコミュニケーションアプリ」と銘打っていますが、ちょっと何言ってるか、よくわからない。
とても簡単に言えば、「楽天モバイルの電話番号」を使った「LINEみたいなアプリ(通話・メッセージの送受信)」になります。
「Rakuten Link」アプリは、楽天モバイルのユーザー同士の通話・メッセージのやり取りが可能です。
それに加えて「電話番号」を使って「アプリ経由で一般の電話番号に無料通話する」ことが可能です。この無料通話が「Rakuten Link」アプリ最大の魅力です。
発着信の注意点「こうすれば通話無料」
Rakuten Linkアプリには「通話無料、ただし…」みたいな注意書きが多くて、よくわからない!
そんな方のために「こうすれば通話無料」というパターンを解説します!
Rakuten Linkアプリは、iPhoneとAndroidで「通話無料」の条件が異なり、「発信と着信」でも条件が異なります。
スマホのOSと発着信の条件をまとめると、以下の図のようになります。
ここからは、「かける」「うける」それぞれのシチュエーションについて、解説していきます。
「かける」時 → 「かける先」が問題
発信時は「Rakuten Link」アプリを使用しておけば、間違いありません!
この時、通話無料になるかどうかは「かける先が日本か、海外か」によって異なります。
「日本」の電話番号へかける
この場合は「ナビダイヤルなど一部の通話先」を除いて無料になります。
とりあえず「090-xxxx-xxxx」「03-xxxx-xxxx」といった番号は「通話無料」になります。
「海外」の電話番号にかける
この場合は、国・地域によって異なる通話料がかかります(有料)。
海外に住んでいる人とコミュニケーションをとるなら、「LINE」や「Zoom」などを使った方がお得になりますね。
「うける」時 → 「自分のいる場所」が問題
Rakuten Linkでややこしいのは「電話をうける時」です。
気をつけるポイントは「自分がいる場所が日本か、海外か」になります。
日本にいる場合
日本にいる場合「着信は無料」になります。安心して電話に出てください!
ただし、iOS版の場合「Rakuten Link」アプリ以外からの通話は、「iOS標準の通話アプリ」にかかってきます。
iOS標準の通話アプリからそのままかけ直すと、「有料通話」になってしまいます。必ず「Rakuten Link」アプリでかけ直してください。
海外にいる場合
iOS版の場合「国・地域によって異なる通話料」がかかります。
Android版の場合「無料」です。
Rakuten LinkアプリはWi-Fi環境で電話をかけられる
とにかくお安い楽天モバイルですが、「エリアが整備段階」「使用している電波が屋内に弱い」という注意点があります。
このデメリットをカバーしてくれるのが、「Rakuten Link」を「Wi-Fiで使う」ということ。
げ!家の中で楽天モバイルの電波が入りにくかった!という場合でも、Wi-Fi環境を用意しておけば「Rakuten Linkアプリ」経由で、電話をかけることが可能です。
ただし、「Wi-Fi通信はできる」けれども「楽天モバイルの圏外」の場合、以下のような制限があります。
- 着信時に「相手の番号」が表示されないことも
- 相手が「Rakuten Link」不使用なら着信不可(iOS)
それぞれ、どういうことか解説をしていきます。
着信表示がされないことも
楽天モバイルのホームページにも掲載されていますが、Wi-Fi環境下での着信では「非通知」と表示されてしまうことがあります。
下記の場合、着信者の着信表示/履歴には「不明」や「非通知」と表示されることがあります。
楽天モバイルホームページ「Rakuten Link」より引用
・お客様ご自身が楽天回線に接続せず、Wi-Fiに接続した状態で電話が着信した場合
・発信者が楽天回線に接続せず、Wi-Fiに接続した状態で発信した場合
誰からの電話かわからない、というのはちょっと不便です。
iOS版では「着信できない」シチュエーションが増えた
電話をかける人、受ける人がともにiPhoneユーザーの場合、2021/7/6前後で仕様が大きく変わりました。
変更を図にすると、ざっくりこのようになります。
通話する相手が「iOS標準の電話アプリ」で発信してきた時の挙動が変わっています。
「楽天モバイルの電話番号」については、「Rakuten Link」で着信 → 「iOS標準の電話アプリ」で着信、へ変更されました。つまり楽天モバイル圏外なら電話を受けられないのです。
まとめ:ややこしいが「通話無料」は非常に大きいメリット
Rakuten Linkアプリは「自分のいる場所」や「かける先」によって通話料が発生するのは、少しややこしいです。
とはいえ、日本国内にいて「090-xxxx-xxxx」「03-xxxx-xxxx」といった番号にかける場合は「通話無料」というのは、非常に大きいメリットです。
楽天モバイルは「維持費0円〜」で利用できます。興味が出てきた方は、一度楽天モバイルのホームページを見てみてください。
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