タブレットにもノートPCにもなるのが欲しい、というおじいちゃんの要望に応えて購入したASUS「TransBook T100TA」。
夢の一台!…だったハズが。なかなかキワモノな一台でした。今回はこのPCの思い出を振り返ります。
詳しいスペックなどはimpressさんの記事にまとめられていますので、私の方では実際の使用感を中心に語ります。
Windows 8.1搭載、という足かせ
T100TAはWindows 8.1搭載のPCです。そもそも搭載されているOSが「Windos 8.1」という時点で、すでに怪しい香りがプンプンしますね。
幸いこの機種はWindwos 10への無料アップグレード対応機種。私はアップグレードを持ちかけたのですが、当のおじいちゃんは「使い心地が変わるのが嫌だ」と断固拒否。結局Windows 8.1のまま運用されることになりました。
私としては、Windows 8.1に関して使いやすさは殆ど感じませんでした。
特にデスクトップモードは、どうしてこうなった、としか言いようがない仕様でした。一方で、タブレットモード「だけ」に関して言えば、比較的考えられた使い心地なのかな、とも思っています。
ですからT100TAをタブレットモードで使用しているおじいちゃんにとっては、それなりの使い心地だったのかもしれません。
小さすぎるストレージ
Windows 8.1搭載、という時点でソフト的に厳しいんですが、ハード的な部分でも厳しさはあります。
まずはストレージ容量が32GBという点。Windows 7ですら、32GBの運用は相当厳しいのに、これでWindows 8.1がのっているわけです。
Windowsアップデートがかかるたびに、ストレージ容量はシビアに減っていき、自分でソフトウェアは殆どインストールできませんでした。
自分でインストールしたソフトは「年賀状ソフト」と「セキュリティソフト」ぐらいでしょうか。それでもストレージがパンパンになるんですから、もちろん動画データなんて殆ど取り扱いは不可能に近かったです。
あまりに非力なCPU
T100TAに搭載されているCPUは「Intel Atom Z3740」です。
私は「簡単なウェブブラウジングぐらいなら、CPUの能力は不要」と思っていたんです。しかし、このT100TAに触れて「簡単なウェブブラウジングでも、最低限のCPU能力は必要」ということを痛感しました。
最近のWebページは、結構リッチなコンテンツになっていて、それなりにPCのスペックが必要なんですね。
例えばhuluのホームページなんていうのもそうです。T100TAでは満足に見ることができませんでした。これは動画を再生する手前の、動画を選択するページで、です。これは厳しいですね。
ライトユーザーこそ、「そこそこのスペック」が必要
ライトユーザーにハイスペックPCは不要、というのは私も同意するところです。
一方で、ライトユーザーは最低限のスペックで良いか、というとそうでもないな、というのがT100TAで学んだ教訓です。ウェブブラウジングといった簡単な動作であっても、そこそこのスペックがないと快適にならないんですね。
私はライトユーザーであっても↑くらいのスペックは必要だな、というのがT100TAからの教訓です。