au経済圏のオンラインショッピングモールが「au PAY マーケット」です。
「オンラインショッピングモール」の代表選手といえば、「楽天市場」。
両者にはどんな違いがあって、どんな人がオトクなんでしょうか。
- 「楽天市場」の方が、ふるさと納税でポイントが貯まりやすく、使いやすい
- 「au PAY マーケット」はポイントの高還元が受けられる可能性があるが、ポイントの使い道は少なめ
この記事では、「楽天市場」と比べて、「au PAY マーケット」はどんな特徴があるか、解説します。
商品数で比較
「楽天市場」「au PAY マーケット」それぞれで、同じ検索語を入れてどのくらいの数がヒットするか比べました。
「検索ヒット数」が多いほど、より「欲しいものが見つかる確率が高い」といえそうです。
今回は「ガジェット」「日用品」「食料品」「ふるさと納税」で比較しました。
検索語/ヒット数 | 楽天市場 | au PAY マーケット |
Anker PowerCore Fusion 10000 | 36 | 8 |
パンパース さらさらケア パンツ L | 309 | 47 |
コカ・コーラ い・ろ・は・す | 4,430 | 1,475 |
ふるさと納税 | 258,686 | 76,761 (au PAYふるさと納税) |



どのカテゴリーで見ても、「楽天市場」の方が検索ヒット数が多くなりました。
私は「楽天市場」「au PAY マーケット」どちらも利用しましたが、正直「au PAY マーケット」には「欲しいものが売っていない」ということがよくありました。
ポイントアッププログラムで比較
「最大〇〇%ポイント還元!」というバナーを見たことがある方も多いはず。
これは、自社のサービスを利用するほどポイント付与率がアップする「ポイントアッププログラム」のことです。
楽天市場の「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」、au PAYマーケットの「ポイント還元プログラム」のうち、比較的近いサービスの項目をピックアップしてみました。
サービス | 楽天市場 SPU | au PAYマーケット ポイント還元 プログラム |
通常ポイント | 1% | 1% |
クレジットカード | 楽天カード +2% | au PAY カード +5% |
ブックストア | 楽天Kobo (1,000円以上) +0.5% | 電子書籍購入 (1,000円以上) +1% |
美容 | 楽天ビューティ (3,000円以上) +1% | 美容などサービス (3,000円以上) +1% |
ポイントアップ 最大 | 15.5% (15項目) | 16% (7項目) |
全般的には、「au PAYマーケット」の方がよりポイントアップ率が高くなりやすいです。例えば「ブックストア」の項目でも、au PAYマーケットの方がポイントアップ率が高いです。
「楽天市場」の場合は、全部で15個もの楽天のサービスを利用しないと最大のポイントにはならないです。
付与ポイントの違い
楽天市場・au PAYマーケットともに、ポイントアッププログラムで付与されるポイントには「期間限定ポイント」が含まれます。
さらにau PAYマーケットでは「au PAYマーケット限定ポイント」も含まれます。
au PAYマーケット限定ポイントは「用途」「期間」ともに制限があります。品揃えに不安のあるau PAYマーケットでしか使えないので、ちょっと苦しいところです。
なので、「ポイントがザクザク付与」されても「期限や使い道がなく失効」しないよう、注意する必要があります。
ふるさと納税
普通の買い物で「数万円」というと結構大きな買い物ですが、ふるさと納税では「数万円」の寄付をすることも。
ふるさと納税の際にも、楽天市場とau PAYふるさと納税では、制度が異なっています。
- 楽天ふるさと納税…寄付額もSPU対象
- au PAYふるさと納税…寄付額はポイント還元プログラム対象外(通常ポイント1%は付与される)
「寄付額が大きい = 付与ポイントも多くなる」わけですから、楽天市場で「ふるさと納税」した方がポイントが多く獲得できる制度になっています。
まとめ:au PAY マーケットに期待したい2つのこと
1.品揃え
オンラインショッピングでは「楽天市場」が強いです。
そんな中で「au PAY マーケット」は「全般的な商品ラインナップを増やす」もしくは「特定のジャンルに特化する」といったことを期待したいです。
探しているものがau PAY マーケットで見つかる、という状態になって欲しいです。
2.ポイントを「au経済圏」で囲いこむ
ポイントプログラムは、ある種の「囲い込み戦略」です。
ただ、au PAY マーケットの「au PAY マーケット限定ポイント」は、さすがに小さい範囲(au PAY マーケット)に囲い込みすぎて、かえってポイントの使い勝手が悪くなっています。
ここは「囲い込み」の範囲を「Pontaを軸にしたau経済圏」と広げていけば、ユーザーの利便性が高まって、もっと他のサービスも利用してもらえるのではないでしょうか。
要望ばかり書きましたが、「au経済圏」には期待しています!
