UQ mobileの「くりこしプラン」では、音声通話を多く利用する方のために、4つの「通話オプション」が用意されています。
音声通話をほとんどしない、という方は「オプションなし」で十分です。
私もオプションなしで利用しています
とはいえ「音声通話もそこそこします」という方もいるはず。
私の結論としては、多くの方は「通話パック(60分/月)」もしくは「かけ放題(24時間いつでも)」がオススメです。
今回は4つの通話オプション、さらにはUQ mobile以外の通話サービスとも比較してみました。
UQ mobileの4つの通話オプション
4つの通話オプションを以下の表にまとめました。
お得なプランを選ぶ分岐点は「音声通話が90分をこえるかどうか」です。
オプション料 (月額) | こんな方にオススメ | |
オプションなし | なし | 音声通話が月10分未満 |
通話パック (60分/月) | 550円 | 音声通話が月90分未満 |
かけ放題 (10分/回) | 770円 | 音声通話が月10分未満 一回の通話は30分をこえない |
かけ放題 (24時間いつでも) | 1,870円 | 音声通話が月90分以上 |
一つ注意したいオプションが「かけ放題(10分/回)」です。
1回の通話が「必ず」10分以内の場合はオトクなプランですが、1回でも通話(相手は携帯電話)が30分をこえると、全オプション中最高値になってしまいます。
詳しくは以下の二枚のグラフにまとめました。


「かけ放題(10分/回)」は通話スタイルによって料金が大きく変わることが、見ていただけるかと思います。
「通話が多いかも」という方は、「通話パック(60分/月)」「かけ放題(24時間いつでも)」の方が料金がわかりやすく安心です。
UQ mobile vs 他社通話オプション
続いて、UQ mobile以外の「他社通話オプション」を選択した場合を比較してみます。
050 plus
NTTコミュニケーションズが提供しているIP電話サービスが「050 plus」です。
月額基本料金は330円、通話料金は携帯電話宛の場合「17.6円/分」です。
通常のUQ mobileの通話料が「22円/30秒」なので、長い時間通話するほどお得になりそうですが、果たして…。
「050 plus」と「通話パック(60分/月)」「かけ放題(24時間)」の料金を比較したグラフは以下の通りです。

通話時間が10~90分の場合は「通話パック(60分/月)」、通話時間が90分以上の場合は「かけ放題(24時間)」の方がオトクです。
料金面で言えば、積極的に「050 plus」を選択する理由はなさそうですね。
LaLa Call
「mineo」を提供するオプテージのサービスが「LaLa Call」です。
料金体系は050 plusと似ており、月額基本料金が110円、通話は携帯電話宛の場合「17.6円/分」です。
通話料は050 plusと同じですが、月額基本料金は050 plusより220円安いです。
「LaLa Call」と、「通話パック(60分/月)」「かけ放題(24時間)」の料金を比較したグラフは以下の通りです。

月額基本料金が050 plusよりも安い分、グラフがそのまま下に平行移動した形になっています。
その影響で0~20分、もしくは85~100分通話した場合は、「LaLa Call」が最安になります。
しかし、通話を0~20分、もしくは85~100分のピンポイントにおさめる、というのは至難の業ではないでしょうか。
「通話パック(60分/月)」「かけ放題(24時間)」の方が、通話時間からプランを選択しやすいですね。
OCNでんわキャリアフリー
最後に登場するのが「OCNでんわキャリアフリー」です。
こちらは月額1,100円で「10分以内の国内通話し放題」というものです。
UQユーザーの場合、「かけ放題(10分/回)」が月額770円で利用できるため、OCNでんわキャリアフリーを選ぶ理由は全くないと言えますね。
一応グラフで比較してみましょう。

結論:通話90分以内なら「通話パック」、90分以上なら「24時間かけ放題」
UQ mobileの場合、他社の通話オプションサービスと比べると、自社の通話オプションが料金面で優秀です。
また、通話が90分以内で済むようなら「通話パック(60分/月)」、それ以上なら「かけ放題(24時間いつでも)」を選べば、大きく失敗することはないですね。
LINEなどの無料通信アプリが普及したとはいえ、まだまだ使う頻度はある「音声通話」。皆さんの生活スタイルに合わせて、最適なプランを選ぶ参考になれば幸いです。