UQ mobileは、「自宅セット割(インターネットコース・でんきコース)」を提供しています。コレにより、我が家はお得にスマホを利用しています。
- 「auでんき(UQでんき)」と「楽天でんき」の料金差は、ほとんどなし(約100円の差)
- 我が家の場合、「楽天でんき」+「楽天モバイル」り、「auでんき(UQでんき)」「UQ mobile」のセットの方がオトクに。
今回は、我が家をモデルケースにして「auでんき(UQでんき)」「楽天でんき」ほかの料金を徹底比較しました。
「UQでんき」は新規受付を終了
UQでんきは「2021年11月16日」をもって新規受付を終了しました。
UQのサポートへ問い合わせたところ「UQでんきの既存ユーザーは、継続してサービスが提供される」とのことでした。
今後UQ mobileユーザーが「セット割」の恩恵を受けるには「auでんき」へ加入することになります。
なお、「auでんき」と「UQでんき」は、料金体系もポイント還元も同じです。強いていえば、電気料金を確認するアプリが違うくらいです。
ちなみに私は「UQでんき」ユーザーとして、「セット割」の恩恵を受けています。
かつての「UQでんきセット割」は「自宅セット割(でんきコース)」へ
かつてUQモバイルでは、電気サービスとセットにすることでスマホの料金を割り引く「でんきセット割」が提供されていました。
2021年9月2日以降は、UQモバイルは「自宅セット割」を提供しています。
- インターネットコース
- でんきコース
二つのコースが用意されており、どちらも割引額は同じです。
最安のパターンなら、「くりこしプランSが 990円」で利用できるという、非常にお得なプランです。
4G契約のUQユーザーはインターネットコースに注意
「インターネットコース」は、「auひかり」や「au ホームルーター 5G」などと一緒にUQ mobileを利用することになります。
注意点として、「くりこしプラン +5Gへの加入」が条件になります。
2021年9月2日から提供されている「+5G」プランですが、「旧くりこしプラン」のユーザーから見ると「バースト通信」できないなど、5G通信以外のメリットは大きくありません。
また、インターネットコースそのものにもハードルがあります。
まず、固定回線の「縛り」。は「2年縛り」「3年縛り」もあるかと思いますので、ホイホイ乗り換えるのは難しいですね。
さらには、「インターネットコース」の場合「自宅のインターネット+電話」を契約する必要があります。いわゆる「ひかり電話」が必須です。今の連絡のメインが携帯電話の場合、ひかり電話はあまり必要性を感じないかもしれません。私も契約していないです。
手っ取り早く「セット割」を適用したいなら、「インターネットコース」よりも「でんきコース」がオススメです。
電気単体で比較。auでんき(UQでんき) vs 楽天でんき
まず、auでんき(UQでんき)と楽天でんきについて「契約電力30A」の場合の電気料金を比較してみました。
両者とも料金体系・ポイント還元が違うので、消費電力100 kWh刻みで「ポイント還元込み」の料金を計算しました。
その結果がこちら。
楽天でんき | au(UQ) でんき | 東京電力 | |
100 kWh | 2,637円 | 2,817円 | 2,846円 |
200 kWh | 5,274円 | 5,199円 | 5,362円 |
300 kWh | 7,910円 | 7,767円 | 8,010円 |
400 kWh | 10,547円 | 10,510円 | 11,067円 |
500 kWh | 13,184円 | 13,413円 | 14,124円 |
結論としては「正直どっちもどっち」というところはありますが、
- 「楽天でんきがオトク」 → 電気をほとんど使わない or たくさん使用する
- 「au(UQ)でんきがオトク」 → 一般的な電力消費量
- 「東京電力」 → いずれの消費電力でも、料金は高い
ということになりました。
スマホと電気のセットで比較。「UQ」vs「楽天」
次に、「スマホと電気のセット」の料金を比較しました。モデルケースは「我が家」の数値です。
計算のモデルケース
- 夫婦二人
- 契約電力は30A、月の電力消費量は300kWh
- 携帯の通話はほとんどなし、データ通信は3GB
電気使用料も、スマホの通信量も、それほど多くない夫婦を想定しました。
比較した電気・携帯電話プラン
今回は、いわゆる「普通に契約(してほったらかし)」のプランと比較しました。
電力会社は「普通に」東京電力、携帯電話はかつて主流だったauの「ピタッとプラン(現在は募集停止)」で計算しています。
それに加えて、当ブログで以前紹介した「CDエナジー」を含む、以下の組み合わせで計算してみました。
電気 | 携帯電話 | |
普通に契約 | 東京電力 従量電灯B 8,006円 | au ピタッとプラン 4,928円 x2 |
CD+ワイモバ | CDエナジー ベーシックでんき 7,761円 | ワイモバイル シンプルS 2178円(1回線目) 990円(2回線目) |
楽天経済圏 | 楽天でんき 7,950円 | 楽天モバイル UN-LIMIT VI 1,078円 x2 |
(新)UQのセット | au(UQ)でんき Mプラン 8,007円 | UQ mobile くりこしプランS でんきのセット割 990円 x2 |
計算結果は「UQセット割」の勝利
- 「東京電力」+「au」= 17,9862円
- 「CDエナジー」+「ワイモバイル」= 10,929円
- 「楽天でんき」+「楽天モバイル」= 10,106円
- 「au(UQ)でんき」+「UQ mobile」= 9,987円
ということで、「UQセット割」の場合、10,000円をきる金額で収まりました。
数百円にこだわりたい私の場合、UQのセット割はかなり魅力ですが、どの組み合わせも「普通」と比べればかなり安いですね。
読者の方の中で「東京電力」と「au(旧プラン)」を契約されている方は、UQのセット割を一度検討してみてはいかがでしょうか。
今回は「UQでんき」中心のお話でしたが、UQ mobileについては、過去に記事にまとめておりますので、そちらもぜひご覧ください。
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【おまけ1】実際に東京電力管内で「CDエナジー」から「UQでんき」に乗り換えた顛末
私は東京電力管内で「東京電力」を利用していたんですが、「CDエナジー」へ乗り換えていました。
そして今回の制度改定を受けて「UQでんき」に乗り換えることにしました。
いや、これが難航しました…
「CDエナジー」以外にも、「東京電力以外の他社」から「UQでんき」に乗り換え検討されている方は、参考にしてください。
結論としては「UQ mobileへ電話して手続き」することになります。
また、各社の担当窓口の方には、実に親切にご対応いただきました。
ややこしい案件だったのに、本当にありがとうございます、ということはきちんと伝えておきたいです。
UQモバイルユーザーは「my UQ mobile」から手続きだが…
UQでんきの加入手続きは、UQ mobileユーザーの場合「my UQ mobile」から行います。
ところが、ここでハードルが。
- 「東京電力のお客様番号(13桁の数字)」
- 「供給地点特定番号(22桁、各電力会社共通)」
この2つを入力する必要があるんですが、我が家は「CDエナジー」と契約しているため「東京電力のお客様番号」はありません。
手元にあるのは、
- 「CDエナジーの契約者番号(9桁の数字)」
- 「供給地点特定番号」
のみ。
試しに「東京電力のお客様番号」の欄に「CDエナジーの契約者番号」を入力してみますが、エラーで先に進めず。
すっかり困ってしまい、サポートセンターへ連絡することにしました。
KDDIお客さまセンター(でんき)へ連絡するも…
初めに、UQでんきのホームページに記載されている「KDDIお客さまセンター(でんき)」へ連絡しました。
ところが、
こちらは「でんきを契約した人が、引っ越しや変更の手続き」を行う電話番号です
とのお答えが。
代わりに「UQ mobile」へ連絡するよう、案内を受けました
何も解決しなかった、1回目のUQ mobile
続いて、UQ mobileの相談窓口へ連絡してみました。
しかし、UQ mobileの相談窓口でも
13桁のお客様番号がないと、手続きが進められないんです…。
とのお答え。
かつて「東京電力から」乗り換えたCDエナジーさんなら、お客様番号を調べられると思いますが…。
とも案内をいただき、CDエナジーへ連絡してみることにしました。
ボールを投げられても困る、CDエナジー
CDエナジーへは、「UQでんきから、CDエナジーならお客様番号を調べられる、と言われた」ということで連絡しました。
しかし、CDエナジーは自分のところで「9桁の契約者番号」の管理をしているワケです。
東京電力の「13桁のお客様番号」は、サービス開始時にはCDエナジーで必要なものの、それ以降は必要ない情報です。
というわけで、CDエナジーでは「13桁のお客様番号はわからない」という回答でした。
そりゃそうですよねえ。
東京電力さんなら、13桁のお客様番号調べられるかもしれません…。
とのお答えをCDエナジーでいただき、東京電力へ電話してみることにしました。
やはり非常に詳しい「東京電力」
続いて電話したのは「東京電力」です。
これから契約するつもりでもないのに、とんだとばっちりだとは思いますが、私も案内された以上、連絡してみました。
東京電力はさすが大本の電力会社で、窓口の方も非常に知識が豊富でした。
- CDエナジーの以前に契約していた東京電力の「お客様番号」は失効しているため、UQでんきの申し込みには使えない可能性が高い
- 「どうしても13桁のお客様番号」が必要な場合は、一度CDエナジーから東京電力へ乗り換え、東京電力からUQでんきに乗り換える方法もある。
- 手続き上は、「CDエナジーの契約情報」がわかればUQでんきに乗り換えられるので、UQでんきに聞いてみてはどうか
こちらの状況を踏まえた上で、非常に適切な情報をいただきました。
紆余曲折ありましたが、結局「UQ mobile」へ連絡することにしました。
最終的にはUQ mobileで対応してもらえた
ということで、UQ mobileの相談窓口へ再度連絡したわけです。
今回は、CDエナジーと東京電力へ連絡した顛末を説明しました。
すると、「電力申し込み担当」の方を案内されました。
こちらの担当の方は、
- 「CDエナジーの契約者番号(9桁の数字)」
- 「供給地点特定番号」
この2つを伝えると、サクサクと手続きをしてくれました。
いや、最初から、その…
という思いが無いわけでもなかったですが、私のような「ややこしい案件」に対しても丁寧に対応していただき、その点非常に感謝しております。
ということで今回のまとめです。
東京電力以外の他社 → UQでんきの乗り換えは、
「UQ mobile電話窓口」へ連絡しよう
【おまけ2】2021/9/2~ UQ mobileユーザーも「auでんき」を申込可能に
色々たらい回しにあった「UQでんき」ですが、2021/9/2よりUQ mobileユーザーもauでんきに申し込めるようになりました。
そこで、私の疑問点をUQサポートセンターに問い合わせてみました
UQでんき契約のまま、UQ → au /povoへ乗り換えた場合の扱い
auへ乗り換えた場合は、UQでんきの契約を継続でき、Pontaポイント還元も受けられる、との返答でした。
povoについては「申し訳ございませんがご回答できません」とのことでした。
(UQでんきに関することはUQで答えてくれても…、とちょっと思いましたが。)
UQでんき→auでんきへの切り替え
これは「可能」との返答でした。
また、UQでんきで自宅セット割が適用されている場合、auでんきへ切り替えても自宅セット割は継続して適用される、とのことでした。