三井住友銀行のポイントを「使う」秘訣は「アプリ」にあり

ネット銀行が広く知られるようになったとはいえ、税金や公共料金の手続きで指定されることも多いメガバンク。

メガバンクの一つである「三井住友銀行」にはポイントサービスがあり、デビットカードやオンラインバンキングの利用でポイントが貯まります。

しかし、メインのクレジットカードが別にある場合には「貯まる、されど使えず」という、よくわからないポイントシステムになっていました。

ところが、2021年のサービス改定で、ようやく「ポイントが使える」サービスとなりました。

今回は新しくなった三井住友銀行のポイントサービスを、その変遷も踏まえて解説します。三井住友銀行をご利用の方は、ぜひ参考にしてください。

目次

三井住友銀行ユーザーなら利用したい「SMBCポイントパック」

今時のネット銀行は「コンビニATM利用手数料が◯回まで無料!」のような特典があります。

一方で、メガバンクはATMを利用するたびに手数料が取られる、なんてイメージはないでしょうか。

三井住友銀行は「特定の条件」を満たすことで「ATM手数料の優遇」がある「SMBCポイントパック」というシステムがあります。

多くの場合こういった優遇制度は高いハードルがあったりするのですが、「SMBCポイントパック」の場合、条件は比較的緩めです。

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これだけで「ATM手数料の優遇」が受けられる上に、「特定の取引でポイントが貯まる」というサービスが受けられます。

しかし、この「ポイント」が非常に曲者でした。

2020年6月まで混沌とした「ポイント」

かつて三井住友銀行で指定の取引をすると、付与されたのが「SMBCポイント」です。

SMBC系列ではポイントサービスが乱立しており、非常にめんどくさいことになっていました。

その一つが三井住友カード(クレジットカード)のポイントサービス「ワールドポイント」です。

そして「銀行」の「SMBCポイント」の使い道ですが、「カード」の「ワールドポイント」に交換しないと、何にも使い道はないという謎仕様になっていました。

「ワールドポイント」は「三井住友カード」(クレジットカード)のポイントサービスなので、三井住友カードのクレジットカードを持っていないと利用できません。

三井住友カード以外のカードをメインカードにしていて、三井住友銀行だけを利用するユーザーには、「SMBCポイント」がたまっていくだけ、しかもポイントの使い道はない、という状況でした。

さすがにこの状況はマズいと思ったのか、2020年6月1日にポイント制度が改定されました。

改定後は、「SMBCポイント」「ワールドポイント」は、共通ポイント「Vポイント」へ統合されました。

しかし、落とし穴は残っていました。ポイントを利用できるのは実質200ポイント以上から。

ポイントの制度上、投資信託や外貨預金をやらない限り年間200ポイントを貯めるのは難しく、やっぱり銀行のみのユーザーはVポイントが貯まるけど使えないという状況が続いていました。

2021年2月「Vポイントアプリ」リリースで、ポイントの使い道が

必死に銀行のサービスを利用しても、年間貯まるポイントは200ポイント届かないくらい。

それなのに、実質的には200ポイントからしか利用できないという、盛大な落とし穴があった「Vポイント」。

しかし、スマートフォンアプリ「Vポイント」がリリースされたことで状況は一変します。ついに「1ポイント」から使用可になりました。

「Vポイントアプリ」では、ポイントをアプリ残高へチャージして、Apple PayもしくはGoogle Payの機能を使って支払う事ができます。

私も早速「Vポイント」アプリをダウンロードして設定してみました。

本人認証の手続きなどがあり、何度も画面の遷移があり、1日以上は手続きに待たされます。時間にゆとりがある時に、アプリ設定をした方がいいですね。自分自身の操作はそれほど煩雑でもなく、、アプリの設定が可能でした。

そしてようやくアプリが使用可能に、銀行の利用で貯めた100ポイントを、「アプリ残高」へチャージできました。やっとこれでポイントを使う事ができました…!

この「アプリ残高」ですが、モバイルSuicaのチャージに使用することはできません。

私のオススメする方法は「Amazonギフト券」の購入です。任意の金額で1円からチャージできますから、端数まできっちりポイントを使用することができます。

2021年7月 三井住友銀行のSMBCポイントパックが改悪

私の場合、SMBCデビットを利用しているので「SMBCポイントパック」の対象となります。

この場合「月3回」までコンビニATMの引き出し手数料が無料でした。大手都市銀行としては、割と太っ腹な制度でした。

しかし、この度コンビニATMの手数料無料回数が「月3回」から「月1回」まで引き下げられることになりました。

預金残高が高い、などその他の条件を満たせば「月3回」まで無料の回数は増えますが、私の利用スタイルでは条件を満たせそうにありません。

太っ腹なサービスだったので、改悪も致し方なしですが、銀行経営の厳しさを感じますね。

まとめ:三井住友銀行は「SMBCポイントパック」と「Vポイントアプリ」を活用すべし

このように、都市銀行でありながらも、うまく活用すれば比較的簡単に優遇が受けられる三井住友銀行。

一部制度の改悪もみられますが、「SMBCポイントパック」でポイントを獲得して、「Vポイントアプリ」でポイントをうまく利用してもらえればと思います。

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