シニア世代である私の母にとっても、スマホはもはや必需品。
そして昨今の物価高騰で、シニア世代も「安いスマホプラン」が非常に気になっています。「スマホの料金プランを変えてみたい」と両親から相談される子育て世代も多いのでは。
私は母のスマホプランに「UQ mobile」を選びました。決め手になったのは「通信品質の高さ」「店舗・電話サポートが受けられる」「メインブランド(au)より安い」という点です。
スマホの料金に悩むシニア世代の方、またそんなシニア世代から相談を受けた子育て世代の方へ、ぜひ参考になればと思います。
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シニアは「思ったよりデータ通信する」
私の母のスマホプランを検討するにあたって、まずは月々どのくらい通信や通話をするのか確認してみました。
すると
- データ通信は3GB以上、20GB未満
- 音声通話はほとんどしない (LINE通話を活用)
というのが、主になっていました。
最初は「低容量の3GBプランで十分かな?」と思ったのですが、孫の写真や動画を何度もながめたり、ゲームをしたり、友人とLINEで連絡を取ったりと、思った以上にアクティブにスマホを使っていたんです。
とはいえ、大手キャリアの「使い放題」プランを選ぶほどでもなく、私は「20GB以下のプラン」にターゲットをしぼってキャリアを選ぶことにしました。
実はイチバンのおすすめは「UQ mobile」の旧プラン
実は、個人的にイチバンおすすめだったのが、2023/5/31までのUQ mobile旧プラン「くりこしプラン +5G」でした。
通信容量に応じて「S (3GB)」「M (15GB)」「L(25GB)」の3つから選ぶ形です。その中でも私の母には「プランM(15GB) 2,728円」というのがピッタリだったんです。
しかし、2023/6/1以降、UQ mobileの料金プランは「ミニミニ」「トクトク」「コミコミ」という一見何が何だかわからない、複雑なプランへ改定されてしまいました。新旧プランの料金は以下のとおりです。
旧プラン くりこしプラン +5G | 2023/6/1~ 新料金プラン |
プランS 3GB 1,680円 | ミニミニプラン 4GB 2,365円 |
プランM 15GB 2,728円 | トクトクプラン 15GB 3,465円 |
プランL 25GB 3,828円 | コミコミプラン 20GB 3,278円 |
私の母のような「まあまあアクティブ」なシニアの場合、UQ mobileの新料金プランの中なら「コミコミプラン」がイチバンです。
とはいえ、「くりこしプラン +5G」を契約したユーザーは、当面旧プランを維持することができます。「くりこしプラン +5G」のユーザーは当面契約を維持しておくのがベターだと思います。
シニアに「UQ mobile」をオススメするワケ
私がUQ mobileをオススメするワケは
- 安定した通信品質
- 店舗や電話でサポートが受けられる
- auより安い
ということで「とりあえずUQ mobileなら大失敗しない」無難なチョイスだからなんです。
もっと安いキャリアやプランは他にもあるのですが、シニアをサポートする側からすると「安いんだけど、繋がらない。どうにかしてよ!」と文句を言われにくいのがUQ mobileなんです。
格安スマホで気になる「通信速度の低下」
格安スマホは、docomo・au・SoftBank回線の一部を利用しているため、ピーク時には回線の混雑により通信速度が遅くなってしまうことがあります。特に「平日の昼間」「平日の夕方」は通信速度が低下する傾向にあります。
一方、UQ mobileやワイモバイルは、回線を持っている側(au・SoftBank)がサービスを提供しています。そのため、ピーク時間帯でも通信速度が低下することが少ないことが調査で明らかになっています。
参考:【2022年11月】格安SIM人気12回線の通信速度を比較 速い/遅いMVNOは?(価格.comマガジン)
シニア世代は意外とデータ通信量が多く、安定した通信速度が重要なポイントとなります。
例えば、LINEのビデオ通話をしたり、家族の動画を観たりする場合には、スムーズな通信が必要です。UQ mobileやワイモバイルは、通信速度が安定しているため、快適に利用することができます。通信速度が低下すると、映像が乱れたり音声が途切れたりしてしまうため、シニア世代にとっても通信速度の安定性は非常に重要なポイントと言えます。
やっぱり安心。「店舗・電話でのサポート」
最近、「ahamo」「povo」「LINEMO」といった「オンライン専用プラン」が話題になっています。これらのプランは、店舗や電話でのサポートを提供しない代わりに、安価なプランを提供することができます。
確かに、安さだけを重視するのであれば、「オンライン専用プラン」は「UQ mobile・ワイモバイル(サブブランド)」よりも安い場合があります。
しかし、シニア層にとっては、スマホの利用に関する疑問やトラブルが生じることも多く、店舗や電話でのサポートは安心材料となります。
私自身も、家族のスマホ操作についてわからないことがあり、電話サポートに助けられた経験があります。そのような場面に遭遇すると、サポートのありがたみを実感します。
通話パックがある
シニアの通話は長い。
UQ mobileもワイモバイルも、ほぼ同じような通話オプションが利用可能です。しかも、オプション料金だけ見れば、ワイモバイルの方が安いです。
UQ mobile | ワイモバイル |
通話パック(60分/月) 550円 *変更なし | 該当オプションなし |
通話放題ライト(10分/回) 880円 ** | だれとでも定額 770円 |
通話放題(24時間いつでも) 1,980円 ** | スーパーだれとでも定額 1,870円 |
しかし、UQ mobileがアツいのは「通話パック」(60分/月)の存在です。「たまにしか話さないけど、話すと長い」シニアにはぴったりのオプションです。
詳しくは、別記事でも解説しております。
とりあえず「通話パック」に加入しておいて、長電話はLINE通話で、というのが、個人的にはオススメの活用方法です。
デメリットはないのか?
デメリット「大容量/使い放題プランがない」
UQ mobileのプランは、最大でもデータ容量「月に20GB」です。
外出先でも動画やゲームで大量にデータ通信する、という方には不向きです。
- データ通信量の少なめの方
- 家に「Wi-Fi環境」があり、外出先での通信料が少ない方
には、特に向いているサービスです。
解消したデメリット「LINE年齢確認」
若者からおじいちゃんおばあちゃん世代まで使っている、国民的なアプリとも言える「LINE」。
実は多くの格安スマホでは「LINEの年齢確認」をすることができませんでした。年齢確認できないと「ID検索」「電話番号を利用した友だち検索」が制限されます。
以前のUQ mobileでは「年齢確認非対応」だったのですが、2021年9月2日以降に提供されている「くりこしプラン +5G」以降「年齢確認できる」ようになっています。
解消したデメリット「キャリアメール」
UQ mobileは月額220円で「○○○@uqmobile.jp」というメールアドレスが提供されます。
また、大手キャリアでは「メール持ち運び」サービスを提供しています。
- ドコモメール持ち運び(月額330円)
- auメール持ち運び(月額330円)
- ソフトバンクメールアドレス持ち運び(月額330円)
大手キャリアからUQ mobileへ乗り換えたいが、キャリアメールを手放したくない方は、利用してみてください。
まとめ:シニアには無難な選択なのがUQ mobile
突き詰めれば、UQ mobileより安い携帯プランは他にもあります。
しかし「安価な料金」「手厚い店舗・電話サポート」「かゆいところに手が届く通話オプション」のバランスが絶妙に良く、UQ mobileはシニア層にアツくオススメできるサービスです。
久しぶりの帰省をしたら、両親からスマホプランの相談をされた方は、ぜひUQ mobileを選択の候補に入れてみてください。
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おまけ:私が母に選んだスマホ機種
キャリア選びとともに、母のスマホ選びも毎回悩ましいところです。
私はずっとiPhoneユーザーなのですが、離れて暮らす母は周りにAndroidユーザーが多いので、母のスマホも毎回Androidから選んでいます。
歴代選んできた機種がコチラです。
Zenfone Go | Galaxy A30 | AQUOS sense6 | |
ディスプレイ | 約5.5インチ IPS液晶 | 約6.4インチ Super AMOLED | 約6.1インチ IGZO OLED |
画面解像度 | 1,280×720 | 2,340×1,080 | 2,432×1,080 |
バッテリー容量 | 3,010 mAh | 3,900 mAh | 4,570mAh |
本体重量 | 約160g | 約176 g | 約156g |
Zenfone Go
最初に選んだスマホがASUSのZenfone Goでした。
1万円台から購入できたのに(2023年現在では信じられないことですが)、そこそこ動作も良く、画面サイズも当時としては比較的大きかったので、端末としての満足度は非常に高かったです。
一方でサポートに問い合わせると、なんだか不自然な日本語で返答があったりと、アフターサービスは正直難ありな印象でした。自分で使う機種ならばともかく、シニアの母にはASUSの機種は少しアフターサービスも充実していた方がいいなと思わされた一台です。
Galaxy A30
次に選んだのがSAMSUNG Galaxy A30です。UQ mobileのショップで購入しました。
最近はシニア層も韓国ドラマのおかげでSAMSUNGには馴染みがあるようで、その点はすんなり受け入れてもらえました。
また、Galaxyシリーズは歴史があるからなのか、画面構成がまとまっていて操作もわかりやすかったです。
Aシリーズなので正直メインのチップ性能はイマイチです。が、母がよくプレイする「ツムツム」なら十分な性能です。
ディスプレイ性能は素晴らしく、母も「詳しいことはよくわからないけど、画面は大きくてキレイ」と満足度が高そうでした。
一方で「戻るボタンが右側」などGalaxy特有の操作体系もあるので、カスタマイズで対応はできるものの慣れが必要、慣れてしまうと逆に他のメーカー製機種が使いにくくなるデメリットも感じました。
AQUOS sense6
現在使用しているのがSHARPのAQUOS sense6です。
比較検討していた当時はOPPOやXiaomiなど中国メーカースマホが市場で話題でしたが、なんだかんだでシニアには馴染みのあるSHARP製を選びました。
OCNモバイルONEでSIMフリー版を購入し、UQ mobileのSIMを挿して使用しようと思っていたのですが、まさかの落とし穴が。通常AQUOS sense6をUQ mobileのSIMで使う場合はAPN設定不要ですが、なんとOCNでの販売モデルはUQ mobileのSIMを使う際にはAPN設定が必要でした。
と、いうように母のスマホ選びはいつも悩ましいのですが、なんだかんだで快適に操作するにはミドルスペック以上が必要、というのが現在の私の答えになっています。