おいしいご飯が食べたい!ということで、炊飯器を買い換えることになった我が家。
色々なメーカーを比較した結果、タイガーの旧機種JPI-A100を、なんと「33,000円」(楽天市場)で購入できました。
結論:現行機種「JPI-G100」と比べても十分な性能、かつコスパは抜群でした
現行機種(JPI-G100)との性能を比較しながら、タイガーの圧力IH炊飯器「JPI-A100」をレビューします。

旧機種 JPI-A100と、現行機種JPI-G100の違い
私がこれまで使用していた炊飯器は、東芝のRC-5RXという機種。IH式のコンパクトなモデルでした。
東芝のRC-5RXと、タイガーの旧機種「JPI-A100」・現行機種「JPI-G100」のカタログスペックを比較してみました。
RC-5RX | JPI-A100 (旧機種) | JPI-G100 (現行機種) | |
加熱方式 | IH | 圧力IH | 圧力IH |
最大 消費電力 | 500W | 1200W | 1200W |
最大 炊飯容量 | 0.54L | 1.0L | 1.0L |
サイズ (cm) | 22.8 ×25.0 ×22.1 | 25.2 ×30.2 ×21.1 | 25.2 ×30.2 ×21.1 |
本体質量 | 2.6kg | 5.4kg | 5.4kg |
タイガーの圧力IH炊飯器の方が、炊飯容量も多ければ、最大消費電力も非常にパワフルです。
さて、「JPI-A100」「JPI-G100」の両機種は、カタログスペックでは殆ど差はありません。
両機種の違いは
- 「内なべの底釜の表面積(現行機種の方が12%アップ)」
- 「圧力洗浄コースによる内ふたの洗浄が可能」
という2点です。

こちらが「JPI-A100」の内なべです。凸凹で表面積を増やしているわけですが、この凸凹構造が新機種ではさらに広くなっているわけです。
とはいえ、内なべの変化も新旧でわずかですし、内ふたはどうせ手洗いするし、ということで我が家では旧機種の「JPI-A100」を購入することにしました。
JPI-A100のメリット
炊飯器は眺めているだけではなく、実際使ってナンボ。動かしてみると、気づいたことが色々とありました。
甘みがあり、モチモチ食感
まず驚いたのが、いつも使っている銘柄のお米であっても「甘み」をハッキリ感じるようになったこと。大して高いお米でもないんですけどね。
また、独特の「モチモチ食感」が非常に心地よかったです。ただ、食感に関しては正直好みが分かれるかな、というところがあります。
「しゃっきり」「パラパラ食感」は、モードで炊き分けは可能ではあるものの、基本的には「モチモチ食感」の炊飯器という印象でした。
炊飯容量の割にコンパクトなボディ
以前の炊飯器から炊飯容量が2倍になったわけですが、その割には本体はコンパクトな印象でした。
炊飯器でよく付属している「ハンドル」がないのも特徴です。私は炊飯器をそんなに動かしませんので、これで十分。ハンドルなしがコンパクトボディに一役かっています。
JPI-A100のデメリット
炊いてみたご飯の味は大満足、想定外にコンパクトだったボティは好感触ですが、正直デメリットもありました。
炊飯音は正直大きめ
炊飯時の音には結構おどろきました。
特に圧力を切り替えるときに「ゴトッ!」と音がするのには、一番ビックリしました。
が、慣れてしまえば気にならないです。
「冷凍ご飯メニュー」使い所が限定される
期待していた「冷凍ご飯メニュー」ですが、これは正直期待外れでした。
確かに「冷凍ご飯メニューで炊く → 冷凍 → 解凍」とすれば、おいしく食べることができました。
一方で、「冷凍ご飯メニュー」で炊いたご飯をそのまま食べると、パサつく印象を感じました。
つまり「冷凍ご飯メニュー」は、「ご飯を食べて、余りを冷凍する」という用途にはあまり向いていません。
それでも、前の炊飯器と比べれば「冷凍ご飯メニュー」も十分美味しく、JPI-A100の「通常炊飯モード」がいかに美味しいか、ということでもあります。
内ふたに「おねば」が付着して、とりにくい
コレが一番困ったことですが、炊飯後の内ふたに「おねば」がこびりついてしまい、正直掃除が大変です。

新機種の「JPI-G100」は内ふたを蒸気でクリーニングするモードがあり、「ああ、だからクリーニング機能をつけたのか」と思いましたね。
ちなみにこの内ふた、炊飯中に蒸気がしずくとなってボタボタ落ちないように、水が膜になるような加工がしてあります。
その加工によって、「おねば」も膜になって張り付いてしまうワケですね。
まとめ:味◎・サイズ◯・メンテナンス△・コスパ◎
というわけで、今回はタイガーの圧力IH炊飯器「JPI-A100」について、最新機種の機能と比較しながらレビューしました。
メンテナンス性はイマイチですが、おいしいご飯がコスパ良く食べられる機種です。旧機種のJPI-A100は在庫限りですので、ご購入はお早めに。
