UQ mobileとpovoの併用から、povo単独運用に至った経緯

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この情報は2024年3月22日時点でのものです。最新の情報については必ず公式サイトご確認ください。

KDDIが提供する「UQ mobile」と「povo」。auの通信品質でスマホ代を安くできます。データ使い放題は不要、という方にとっては、どちらも非常にオススメできるサービスです。

どちらもオススメできるあまり、一時期私は「メイン回線をUQ mobile」「サブ回線をpovo 2.0(主にデータ使い放題24時間)トッピングが目的)」という形で利用してきました。

しかし、

  • 2022年のKDDI通信障害で、UQ mobile・povoともに使用不能に
  • 電気代の高騰で、UQ mobileの自宅セット割のメリットが減少
  • povo 2.0の「ギガ活」が思ったより楽しかった

といった理由から、回線をpovo 2.0に一本化してみました。

実際、UQ mobile・povo 2.0それぞれをメインで使ってみたところ、オススメのポイントは以下のように分けられます。

UQ mobile/povo 2.0どっちがオススメ
  • UQ mobileがオススメな人 →難しいことはよくわからないが、スマホ代は安くしたい。(通話はそこそこ、データは20GBくらい)
  • povo 2.0がオススメな人 →データ使用量が激しく変動する人

「UQ mobile」「povo 2.0」の併用は、KDDI回線の通信障害対策をとる必要があります。別途docomo・SoftBank回線を用意しておくほうがいいです。

この記事では「UQ mobile」「povo 2.0」を比較してみるとともに、「povo 2.0」を利用して気づいたことをまとめました。

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目次

UQ mobileとpovo 2.0の料金・サービスの違い

どちらもKDDIが提供する通信サービスである「UQ mobile」「povo 2.0」ですが、特徴ははっきりしています。

  • 料金については基本的にはpovo 2.0の方が安い
  • 店舗・電話サポートなど、サービスはUQ mobileの方が手厚い

基本料金プラン

まずは、UQ mobileの料金プランと、povo 2.0でなるべく近いトッピングの組み合わせで比較しました。

povo 2.0
データ追加
UQ mobile
セット割あり
UQ mobile
セット割なし
1GB/月
トクトクプラン
990円
1GB/月
トクトクプラン
2,278円
3GB
30日
990円
4GB/月
ミニミニプラン
1,078円
4GB/月
ミニミニプラン
2,365円
20GB/月
2,700円
5分かけ放題
550円
3,270円
20GB/月
コミコミプラン
(10分かけ放題込)
3,278円
15GB/月
トクトクプラン
2,178円
15GB/月
トクトクプラン
3,465円

UQ mobileには「自宅インターネット」「auでんき」などと組み合わせることで、通信量を値引きする「自宅セット割」があります。

しかし昨今の電気料金高騰で注意が必要で、「auでんき」よりも地域電力(東京電力、関西電力など)の方が安いケースもあります。電気料金 + 通信料金を計算した上で、冷静に判断する必要があります。

データ使用量が少量(3GB以下)の方は、自宅セット割が活用できないならpovo 2.0の方が安いです。無理して自宅セット割を組んで、家計全体がコストアップしないよう注意してください。

データを20GB・通話もそこそこする、という方はUQ mobileの「コミコミプラン」がオススメです。似たようなpovo 2.0のトップング組み合わせとほぼ同額なので、UQ mobileはサポートが手厚いことを考えるとかなりコスパの良いプランです。

通話オプション

まだまだ使うシーンが無くならない「音声通話」。それぞれの通話オプション料金を比較すると、povo 2.0の方が安いです。

povo 2.0UQ mobile
5Gプラン向け
通話パック60
+660円
5分かけ放題
+550円
10分かけ放題
+880円
通話かけ放題
+1,650円
国内通話かけ放題
+1,980円

各種サービス

最後に「データ通信」「音声通話」意外の細かいサービスを比較しています。

povo 2.0UQ mobile
着信転送
au
かんたん決済
LINEの
年齢認証
くりこしプラン
+5G 以降で可能
店舗サポート
*au PAY残高チャージなど未対応サービスあり

UQ mobileは改善が進みauとの差は小さくなっていますが、povo 2.0では現状対応していないサービスがあるので注意が必要です。

2022年12月20日より、povo 2.0でも「auかんたん決済」が利用できるようになりましたが、利用できるのはApp Storeなど限られた方法になっていますので、注意が必要です。

また、povo 2.0の便利な「トッピング」ですが、

  • トッピングの「自動更新は非対応」(一部対応トッピングあり)
  • 180日間以上有料トッピングの購入などがない場合、利用停止、契約解除となる場合あり

という点は注意が必要です。

「povo 2.0」サービス開始直後に早速契約

サービススタートの2021年9月29日に、実際povo 2.0を新規で契約してみました。

9:00の受付スタート当初は混雑が見られたようですが、夕方ごろになればスムーズに契約手続きを進めることができました。

開通までの時系列

  1. 9/29 16:00 手続きスタート
  2. 9/29 16:15 本人確認の申請を実施
  3. 9/29 16:45 本人確認完了の案内あり
  4. 9/30 SIMカードが発送手続きされる
  5. 10/1 手元にSIMカードが到着、開通手続き

という具合になります。申し込みから2日でSIMカードが到着し、全般的にスムーズに手続きが進んだと言っていいでしょう。

どうしても急ぐ方は「eSIM」での契約を選択肢に入れた方がいいですね。

SIMカードのパッケージ内容物

こちらがSIMカードのパッケージです。CDのジャケットを思わせるようなサイズ感。時代を反映して「紙製」になっています。

povoのSIMカードパッケージ

中には「スタートアップガイド」と「SIMピン」が付属しています。「SIMピン」は「家のどこかにあるが、出すのがめんどくさい」ものだったりするので、付属しているのはありがたいところです。

povoのSIMピン

そして、メインである「SIMカードとマニュアル」「ステッカー」です。「ステッカー」はApple製品を彷彿とさせます。

povoのパッケージに付属するステッカー

SIMカードは「マルチSIM」になっており、任意のサイズに切り取ることができます。最も、今の時代nano SIM以外は少数派かもしれませんね。

また、SIMは「povo専用」となっており、auのSIMカードがそのまま届くわけではありませんでした。

povoのSIMパッケージ

iPhone 6sでpovo 2.0を使ってみた

今回はiPhone 6s(iOS 15)でpovo 2.0を利用してみました。

SIMカードをnanoサイズにカットして、iPhone 6sのSIMスロットへ挿入します。本体を再起動すれば、APN設定の必要はなく、アンテナピクトに「povo」の表示が出ます。

この後、

  1. 「povo 2.0」アプリを起動
  2. 「開通手続き」をタップ
  3. SIMカード裏の「PINロック解除コード」をカメラで読み取る

ことで「開通手続き」を行います。手続き後すぐ「開通」します。

povoとUQ mobile通信速度

povo 2.0とUQ mobileで最も違うのは「低速通信時」のバースト通信です。

povo 2.0はトッピングしていない場合の通信速度が「128kbps」に制限されています。実際のスピードテスト結果は以下のとおりです。

この速度なら、正直Twitterも厳しいレベルです。UQ mobileの「節約モード」は「300kbps」出るので、実用レベルなのはUQ mobileの方になります。

「povo 2.0トッピングあり」と「UQ mobile 高速通信(4G契約)」を比較すると、ほとんど同じ通信速度になります。動画に撮ってみましたが、どちらも30Mbps程度の速度になりました。

実質2日有効「データ使い放題(24時間)」

一回税込330円で利用できる「データ使い放題(24時間)」。

外出時にまとまったデータ通信をしたい場合に、非常に便利なトッピングです。

しかし、このトッピングは名前以上に便利なことがわかりました。なんと実質2日間データ使い放題になるんです。

povo 2.0ホームページより引用

普段はメイン回線を「データ通信量の少ないプラン」に抑えておいて、サブ回線のpovoでいざというときにトッピングする、という使い方が良いですね。

2021/11/2 「詫びギガ」が届きました

私はサービス開始日に「povo 2.0」を申し込みましたが、手続き遅延などが話題になリマした。その対応として「詫びギガ」が配布されることとなり、私の元へも届きました。

私は完全新規だったので、特に遅延などの迷惑は被らなかったわけですが、10GBの方は便利に使わせてもらいました。

UQ mobileからpovo 2.0へ切り替えるには

記事執筆段階(2024.3.22)で、UQ mobileからpovo 2.0への乗り換えは「MNP(モバイルナンバーポータビリティ)」扱いになります。

私は「UQ mobile (メイン回線) + povo 2.0 (サブ回線)」から「povo 2.0 単独運用」に変更しました。

povo 2.0は一つのメールアドレスに一つの回線契約しかできません。つまり、サブのpovo 2.0の契約を維持したまま、同じメールアドレスでUQ mobileからpovo 2.0へ乗り換えることができません。

私は基本的に一つのメールアドレスで全てのサービスを管理したかったので、以下の手順で手続きしました。

サブ回線のpovo2.0を解約し、メイン回線をpovo 2.0にする手順

  1. サブ回線のpovo 2.0回線を解約
  2. povo 2.0アプリから、povoアカウントを削除
  3. UQ mobileでMNP転出番号を発行
  4. povoアカウントをあらためて作成
  5. povo 2.0へMNP転入

UQ mobileユーザーの場合、同じKDDIのpovo 2.0へ移行する場合であっても、MNP扱いになります。つまり「MNP転出番号が必要」です(2023/1/8時点)。

またUQでんきユーザーの場合、MNP転出番号の発行には電話手続きが必要です。電話手続きは日中しか受け付けていないので、注意してください。

MNP転出番号を発行してほしい、というと通常「引き止め」があったりすることもあります。が「povo 2.0へ移行する」と伝えれば、特に引き止めもありません。

まとめ:「わかりやすいUQ」「おもしろいpovo 2.0」

「一円でも安くしたい」「自分でプランを組み立てたい」というある意味「もの好き」な方へは、povo 2.0は非常にささるプランです。私はpovo 2.0へ変更してみましたが、「ギガを使いたい時に追加する」という運用が非常にあっているように感じました。

一方で、通話もそこそこするし、通信も20GB程度そこそこする方で、「手間なく、スマホ料金を安くしたい」場合はUQ mobileが非常にオススメです。

実際私の家族のメイン回線はずっとUQ mobileを使用していますが、特に利用上不満もなく、料金が安くなったと喜んでいます。「手間なくスマホ代を安くしたい」という方は、ぜひUQ mobileをチェックしてみてください。

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