天下のNTTグループであるNTTコミュニケーションズが手がける格安スマホが「OCN モバイル one」です。
通信容量と価格の比較
税込価格 | UQ mobile | OCN モバイル one | ahamo |
1GB | – | 770円 | – |
3GB | 1,628円 | 990円 | – |
6GB | – | 1,320円 | – |
10GB | – | 1,760円 | – |
15GB | 2,480円 | – | – |
20GB | – | – | 2,970円 |
25GB | 3,480円 | – | – |
こうして各社の料金を比べてみると、OCN モバイル oneの価格帯は、ahamoと重複しないようによく配慮されています。UQ mobileは、OCN モバイルONEとahamoの隙間をうまく狙った設計になっていますね。
あまりスマホを出先で使わず、家にはWi-Fiが整っている、そんな方にはOCN モバイル ONEの方が維持費が安くなります。
通信速度の比較
OCN モバイル ONEとUQ mobileの通信速度について比較してみました。
通信速度は「モバレコ」さんに掲載されている情報のち、特に混み合う「昼間のダウンロード速度」を比較しました。
OCN モバイル ONE → 30.23 Mbps
UQ mobile → 19.67 Mbps
データ引用元:モバレコ
他のサイトでもほぼ似たような傾向で、OCN モバイル ONEは一般的に混み合う昼間でも、比較的快適に通信できそうです。
かつてはdocomo回線の格安スマホは昼間に弱い一方、サブブランドのUQ mobileやワイモバイルは強い、と言われてきました。docomo回線を利用いているOCN モバイル ONEであっても、比較的速度が速いのは驚きでした。
付帯サービスの比較
UQ mobile | OCN モバイル ONE | ahamo | |
グローバルIP | 非対応 | 自動割り当て | 不明 |
データ容量 翌月繰り越し | あり | あり | なし |
通話無料 オプション (月額) | 770円 10分 | 935円 10分 | プランに含む 5分 |
かけ放題 オプション (月額) | 1,870円 | 1,430円 | 1,100円 |
サービス内容としては、UQ mobileとOCN モバイル ONEの間で、大きな差はありません。サービス利用料に若干の差異があるものの、これまで大手キャリアに数千円払っていた人にとっては、それほど大きな差とは言えないですね。
UQ mobileとOCN モバイル ONEで一つ大きく異なるのは「グローバルIP」です。
良し悪しあり?「グローバルIP」対応
グローバルIPが必要なケースは、オンラインゲーム・サーバー・リモートアクセスの一部にサービスを利用する場合です。
日経クロステックの記事によると、集合住宅でスプラトゥーンを快適にプレイしたい、なんてときに必要になることがあるそうです。

では、グローバルIP対応が大正義かというと、そうでもありません。
確定した話ではないものの、「グローバルiP」対応のキャリアではバッテリーの異常消費を引き起こす、という現象が確認されています。

グローバルiP対応がバッテリーの異常消費を引き起こす、と断定した情報はありません。
しかし、グローバルIP対応のOCN モバイル ONEもバッテリーの消費が激しい、という報告もあり、留意しておく必要があるかと思います。
私はやっぱりUQ mobile
なるべく安く音声通話付き回線を維持したい、という場合はOCN モバイル ONEは有力な検討候補です。
しかし、「エリアが充実したドコモ回線使用」「安価な料金」であっても、「バッテリーの異常消費」というのはどうしても気になる点です。
特にバッテリー容量の少ない「iPhone SE (第2世代)」や「iPhone 12 mini」のユーザーにとっては、無視できないポイントです。
iPhone SE (第2世代)のユーザーであり、UQ mobileのユーザーでもある私にとって、OCN モバイル ONEは興味深い存在でありながら、やっぱりUQ mobileを選ぶ、というのが私の結論です。