私は現在携帯キャリアとして「UQ mobile」を使用しています。価格とサービスのバランスがよく、非常に満足しています。
が、それ以前はいろいろな格安スマホ(MVNO)業社を渡り歩いていました。「ココがちょっと…」と乗り換えを繰り返し、行き着いた先がUQ mobileだったのです。
今回は、私が使ったMVNO
- IIJmio
- mineo
- イオンモバイル
- OCN モバイル ONE
について感じたことと、格安スマホ(MVNO)ではなくUQ mobileを選んだワケを解説します。
格安スマホ vs UQ mobile 料金・サービス比較
UQ mobileと、私が試した格安スマホ4社の料金(2022.8.1現在)を一覧表にしてみました。ちなみに、料金プランは全ては掲載しておらず、UQ mobileと近いデータ容量のものだけを抜粋しています。
UQ mobile | IIJmio | mineo | イオン モバイル | OCN モバイルone | |
0.5GB | 803円 | 550円 | |||
1GB | 1,298円 | 858円 | 770円 | ||
2GB | 850円 | 968円 | |||
3GB | 1,628円 | 1,078円 | 990円 | ||
10GB | 1,958円 | 1,848円 | 1,600円 | ||
15GB | 2,728円 | 1,800円 | |||
20GB | 2,000円 | 2,178円 | 1,958円 | ||
25GB | 3,828円 |
こうして比較すると、UQ mobileが決して格安スマホと比べて価格面では不利であることがわかります。(もっとも、大手キャリアから比較すれば大幅に安いです)
その他サービスや、料金以外で気になるポイントも比較します。
UQ mobile | IIJmio | mineo | イオン モバイル | OCN モバイルone | |
業態 | サブ ブランド | MVNO | MVNO | MVNO | MVNO |
データ くりこし | あり | あり | あり | あり | あり |
店舗 サポート | au ショップ | なし | mineo ショップ | イオン モバイル ショップ | ドコモ ショップ |
キャリア からの連絡 | 任意の メール | 任意の メール | mineo メール | 任意の メール | OCN メール |
私がMVNOよりUQ mobileを選ぶのは
- サブブランドならではの、安定した通信品質
- いざという時頼りになる、全国のauショップでのサポート
- 任意のメールアドレスから、キャリアの連絡を受けられる利便性
という点にあります。「安かろう悪かろう」ではない、「ちょうど快適なサービス」がUQ mobileの特徴だと感じています。
\ ✅ スマホが1,628円〜/
以下では、私の試した個々の格安スマホ(MVNO)について、「どうしても気になった点」にクローズアップしていきます。
技術力に定評「IIJmio」
格安SIM界隈でも老舗なのが「IIJmio」です。
- ⭕️ 技術力には定評。いちはやく「フルMVNO」「eSIM」導入
- ❌ 「遅い」との体感はないが、他社と比べて通信速度は遅い傾向
IIJmioはやはり気になる回線速度
IIJmioはdocomoやauなどの大手キャリアから、MVNOとして回線を「借りている」立場です。一方、私の愛用するUQ mobileはauの「サブブランド」という位置付けです。「建前上」はMVNOもサブブランドも、差別していないことになっています。
しかし現実問題として、各種スピードテストの結果を見る限りでは、MVNO各社は回線速度が制限される一方で、サブブランドは本家キャリアと遜色ない回線速度が計測されています。
参考:価格.comマガジン「【2022年7月】格安SIM人気12回線の通信速度を比較 速い/遅いMVNOは?」
私は出先でIIJmioを使用していても、速度が「遅い」と感じることはありませんでした。が、IIJmioからUQ mobileへ変えてみると、画像や文字中心のサイトも読み込みがキビキビでした。
一時期話題になった「IIJmioギガプラン + 楽天モバイル」
速度に関しては、正直UQ mobileと比べて難ありなIIJmioですが、「新しい技術にいち早く触れたい」という方は選択肢に入ってくるかと思います。eSIM対応などもその一つ。
マックス村井さんも取り上げた「IIJmioギガプラン」+「楽天モバイル」で、「440円で2GB通信・音声通話し放題」というのは、IIJmioのeSIM・楽天モバイルの物理SIMを組み合わせることで実現…、できていました(過去形)。
しかし、楽天モバイルの「0円終了」とともに、この組み合わせもできなくなりました。
加えて、iPhoneで「IIJmioのeSIM」「楽天モバイルの物理SIM」を組み合わせるのは、注意が必要です。
IIJmioのeSIMはiPhoneの場合緊急地震速報を受信できない可能性があります。また、楽天モバイルはそもそもの通信エリアに不安があり、どちらのSIMでも緊急地震速報が受信できない事態が発生しうるのです。
もっとも、こんなネタが話題になるのは「IIJmioが最新のサービスに対応しているから」とも言えます。IIJmioはAmazonなどで販売しているエントリーパッケージを使えばお得に契約できますので、ぜひ利用してください。

非常に個性的な格安スマホ業者「mineo」
格安スマホはサポートが不安、そんな声に「ユーザー同士でサポートしあう」という斜め上の解決方法を提案するのが、「mineo」です。
- ⭕️「フリータンク」(ユーザー同士で余った通信量を分け合う)が使える
- ⭕️ docomo、au、SoftBank、3キャリアのSIMが使える
- ⭕️ 運営会社であるオプテージは関西電力グループの安心感
- ❌「eoID」「マイネ王アカウント」など、複数アカウントの管理が手間
- ❌ 大事なお知らせは「mineo.jp」のアドレスに届く
- ❌ 昼間の時間帯「遅くなる」との報告も
mineoの思い出
mineoは私にとって思い入れのある通信キャリア。
グランフロント大阪にオープンしたアンテナショップに、オープン直後に行ってわざわざ契約したりしました。
今では店舗がある格安スマホは珍しくないですが、当時としては、格安スマホ業者がアンテナショップをやるのは珍しかったんです。
とにかく「個性的」なmineo。mineoでもAmazonなどからエントリーパッケージが購入できます。mineoがお得に契約できるので、ぜひ利用してください。

かつては安かった「イオンモバイル」
業界でも「最安値圏」でスマホを使えるのが「イオンモバイル」です。データ専用プランなら1GBで月額528円(税込)です。
そんなイオンモバイルも、使ってみると色々と気になることがありました。
- ❌ 支払い方法の変更・住所変更などは、イオンモバイル店頭でのみ受付
- ❌ OCN モバイル ONEの値下げで、「最安級」でも無くなった
リリース当初は「安さ」が目立った「イオンモバイル」。しかし、「OCN モバイルONE」の価格改定により、「安さ」というメリットはかなり薄れる結果となりました。
イオン モバイル | OCN モバイル ONE | UQ mobile | |
0.5GB | 830円 | 550円 | – |
3GB | 1,078円 | 990円 | 1,628円 |
特に小容量プランにおいては、価格面だけならOCN モバイル ONEに完敗しています。今となっては、キャリアとしての魅力はかなり小さくなってしまった印象です。
ドコモショップで契約できる「OCN モバイル ONE」
ドコモショップでは「エコノミーMVNO」として提供されているのが「OCN モバイル ONE」です。
- ⭕️ ドコモショップで契約できる
- ⭕️ NTTドコモの子会社が運営する安心感
- ❌ 重要なお知らせはOCNメールへ届く
- ⭕️ プライベートIPアドレス提供で「バッテリーが減る」問題は解決か
- ⭕️ 業界でもトップクラスの料金の安さ
- ❌ ドコモの「サブブランド」ではない(あくまでMVNO)
料金的には非常におトクなOCNモバイルONEですが、「あくまでMVNO(回線を借りている側)」なので、回線品質としてはそれなりの評判です。私が使った印象では「データ通信速度は遅くはないが、速くもない」といったところでした。
そして、インターネットプロバイダ系列の悪癖ですが、「プロバイダ独自のメールアドレスに重要なお知らせが届く」も個人的にはイマイチポイント。Gmailなど便利なサービスがある中で、今更プロバイダのメールアドレスを使うのもなあ、という気持ちです。
ドコモショップで契約できるOCN モバイル ONEですが、オトクに契約するならコチラも「エントリーパッケージ」の活用がオススメです。とにかく「価格」にこだわる方は、注目の格安スマホです。

最終的に選んだのは「UQ mobile」でした
私は、
- サブブランドの安定した通信品質
- 価格と通信品質ののバランス
から、最終的には「UQ mobile」を選びました。メイン回線として使うのに、多くの方にとって最適解になるかと思っています。ぜひ一度公式ページを見てみてください。
\ ✅ スマホが1,628円〜/