比較的好調な売上のiPhone 12シリーズにあって、iPhone 12 miniが苦戦しています。
engadgetが伝えたところによりますと、「すでに生産終了した」との噂もあるようです。
iPhone 12 mini、売上げ不振ですでに生産終了のウワサ(engadget日本語版)
発表当時は
ついに待っていたコンパクトサイズ!
と大変話題になった「iPhone 12 mini」。
話題になった割には、人気が得られなかった原因は、やはり「iPhone SE 2」と需要を取り合いになったこと、かなと思います。
そんな私はiPhone SE2ユーザー。今回はSE2ユーザーから見た、iPhone 12 miniを語ってみます。
iPhone SE2とiPhone 12 miniの比較表(主なもの)
iPhone SE (第2世代) | iPhone 12 mini | iPhone 11 (UQ mobile) | |
価格(税込) | 49,280円 | 82,280円 | 49,680円 (新規、割引後) |
ディスプレイ | 4.7インチ | 5.4インチ | 6.1インチ |
チップ | A13 Bionic | A14 Bionic | A13 Bionic |
認証システム | Touch ID | Face ID | Face ID |
重量 | 148g | 133g | 194g |
こうして一覧表で見ると、ライトユーザーにとってはiPhone 12 miniは随所で苦しい印象です。
個々の項目についても見てみましょう。
価格面でみると
こうして税込の価格を見ると、iPhone 12 miniはやはり高価ですね。
「iPhone 12シリーズの中では最安」であっても、「iPhone SE 2」の倍近い価格がする、と言うのは厳しいところです。
価格面で見ると、意外にオススメなのがUQ mobile公式ストアが販売する「iPhone 11」です。
正直iPhone SE2は、今時の画面を広く使うスマホアプリを起動すると、
正直、さすがに画面が小さいなあ…
と思うことも多いです。
iPhone SE2も非常にコストパフォーマンスに優れた一台ですが、それと同等の価格でありながら、今時の画面サイズ(6.1インチ)のUQ mobile公式ストア版iPhone 11は隠れた良品です。
性能面でみると
チップ性能ですが、iPhone SE 2 / iPhone 11に搭載されているA13 Bionicチップでも、十分サクサクです。
最新のA14 Bionicが搭載されたiPhone 12 miniですが、ウェブブラウジングをしたり、メッセージを送ったりと言った簡単なことなら、旧モデルのA13 Bionicでも十分です。
確かにA14 Bionicの方が速いです。
A14 Bionicが搭載されているiPad Air 4も私は所有していますが、体感をA13と比較すると速さを感じるものの、A13の不満は全く感じません。
非常に大きい「生体認証」の違い
今回比べている3機種で、大きいところが「生体認証」の違いでしょう。
昨今の社会情勢から、キャッシュレス決済が多用されるようになりました。
キャッシュレス決済の際には、Touch IDなりFace IDなりで認証する必要があります。
外出先で「マスクを取って」「Face IDで認証」と言うのは、ちょっと現実的ではないですね。
この点が「12 mini」や「11」のデメリットです。
そう考えると、外出先でサッと認証できるSE2の「Touch ID」の優位性はかなり高いです。
iPhone 12 miniでは、Apple Watchを持っていればマスク姿でも「ロック解除」ができるようになりました。
iOS 14.5の「Apple Watchとマスクを着用してロック解除」を試してみた [iPhone駆け込み寺] – ケータイ Watch
しかし注意点としては、あくまで「ロック解除」だけに限定され、「Apple Payの認証」などには相変わらず顔認証をする必要があります。
まだまだこのご時世では、「Touch ID」を搭載したiPhone SE2の優位性は高いといえますね。
まとめ:iPhone SE2でも十分使える。12 miniは苦戦続くか
iPhoneの性能が年々アップしていった結果、少し前のチップセットでも十分使えるほどの性能になりました。
iPhone SE(第2世代)は「ほどほどスペックで安価」と言う、今時のニーズにマッチした端末だと思っています。
iPhone 11も安価に販売されていますし、今後も引き続き12 miniの苦境は続くように予想します。
