発売日から一週間遅れで、ようやく私の手元に届いた「iPad Air (第4世代)」。iPadの定番のアクセサリーといえば「液晶保護フィルム」です。
ガラスフィルムやペーパーライクフィルムが人気を得ている中、今回私はあえての樹脂フィルム「エレコム ファインティアラ」を選びました。

購入して約1ヶ月、じっくり使用してみましたがメリット・デメリットをまとめてみました。
この時代になぜ「樹脂フィルム」?
2020年現在、液晶保護フィルムというと浮かぶのが「ガラスフィルム」ではないでしょうか。
ガラスフィルムは
- ○ 樹脂にはない高い透明度
- ○ 引っ掻き傷などに強い
- △ 重い
- △ 厚みがある
といった特徴になります。
端末を落としてガラスを割った経験がある方は、ガラスフィルムの頑丈さが頼りになりますね。
一方でiPadは画面サイズが大きいので、ガラスフィルムの重さも無視できなくなってきます。
私はiPadはあまり持ち歩かず、家の中で軽快に使いたいスタイルです。端末を落下させるリスクは低く、重さは軽くしたいところ。
そこで今回は、樹脂製フィルムを選択しました。
いいところ
「ファインティアラ」は樹脂製フィルムにもかかわらず、非常に透明度が高いです。実際にフィルムを貼った画面を見ると、ガラスフィルムに近い透明度に感じました。
「ファインティアラ」は高い透明度でありながら樹脂製フィルムなので、端末の重量が増えないのもメリットです。
ガラス製保護フィルムは、表面が「トゥルントゥルン」。そのため私は「滑ってしまう」感覚が時々あります。「ファインティアラ」は程よい引っ掛かりで、思い通りに指を滑らせ、止めることができました。Apple Pencilを使用している方には、ガラスフィルムよりオススメできます。
イマイチところ
ガラスフィルムと比べると指紋は残りやすいです。iPadの画面を相手に見せるような機会が多い方は、少し注意する必要があるかと思います。
今時の保護フィルムは「貼り付けガイド枠」みたいなもの同梱されている製品が多くなっています。ところが、エレコムのフィルムにはそういったサポートグッズは同梱されていません。私も3回くらい貼り直しましたが、ピッタリの位置に貼りにくいというのは大きなデメリットです。
一般的な樹脂製フィルムは1,000円台なんですが、このエレコム ファインティアラは3,000円近くします。価格が高い、というのは結構なデメリットに感じています。ガラスフィルムと比べた耐久性は低いでしょうから、コストパフォーマンスもあまり良くないですね。
また、正直なところタッチ感度は若干低下します。フィルムなしの場合よりも、少し押し込んでタッチしないと反応しないことがありました。
こんな方におすすめ
iPad Airを「見る」活動中心で使用される方にオススメです。電子書籍や動画を見る場合、ガラスに近い透明度で画面も見やすいです。また、重くならないので、気軽に好きな場所へ移動できるのも良いですね。
逆に、タッチで細かい操作をされる方、画像加工や動画編集に使われる場合は、タッチ感度が少し気になるかもしれません。その場合は、Bluetoothのマウスやキーボードを併用した方がいいと思います。
ということで「エレコム ファインティアラ」は使う人を選ぶ一品です。「見る、が中心」という目的に合致する場合は、非常にいい製品だと思いますので、その点参考になれば幸いです。
