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IIJmioギガプラン+楽天モバイル=440円通話かけ放題、の落とし穴

スマートフォンで通信機能を利用するために必要な「SIMカード」。格安スマホの普及のおかげで、お馴染みになった存在です

iPhone XS以降の機種の場合、物理的なSIMカードの他に、「eSIM」と呼ばれるデジタルのSIMカードを利用することができます

以前、UQ mobileを「物理SIM」、楽天モバイルを「eSIM」として、iPhone SE(第2世代)に設定してみた記事を書きました

過去記事:楽天モバイルのeSIMをRakuten miniからiPhone SE2へ移してみた

しかし、それ以外にもさまざまな通信キャリアを組み合わせることができます

今話題になっているのが、「IIJギガプランのeSIM」に「楽天モバイルの物理SIM」を組み合わせて、440円(税込)で「3GB通信 + 通話かけ放題」を実現する、と言う方法です

マックスむらいさんも取り上げたこの組み合わせですが、意外な落とし穴があることがわかりました

IIJmio「ギガプラン」

大手MVNOのとして技術力に定評のあるIIJmioですが、従来の料金プランを一新。

eSIMならば「2GBで440円(税込)」と言う、非常に価格的なメリットのあるプラン「ギガプラン」をリリースしました

https://www.iijmio.jp/info/iij/1613967225.html

ただ、IIJmioのeSIMプランについては注意点があります。

IIJmioの「音声SIM」「データSIM」については、NTTドコモ網・au網を選択できるのですが、eSIMプランはNTTドコモ網のみ。また、データ通信のみで、音声通話を利用することはできません

楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VI」

「ahamo」「povo」「LINEMO」のリリースですっかり影の薄くなってしまった楽天モバイル。

起死回生にリリースしたのが「Rakuten UN-LIMIT VI」と言うプランです。

データ1GBまでは0円」「専用アプリを使えば通話無料」と言う、大盤振る舞いのプランです。

過去記事:「Rakuten UN-LIMIT VI」発表!も、UQメイン・楽天サブは揺るがない理由

「IIJmioギガプラン+楽天モバイル」の落とし穴

先に述べたように、iPhone XS以降のiPhoneならば、「物理SIM」と「eSIM」を使って複数のキャリアを使い分けることができます。

「物理SIM」の方に「楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT VI」を、「eSIM」の方に「IIJmio ギガプラン」を設定します。

すると、「専用アプリを使えば通話無料」「楽天1GB + IIJmio 2GB = 3GBまで通信可能」と言う、マックスむらいさんの紹介した組み合わせが完成するわけです。

また、エリアに不安がある楽天回線に加えて、エリアに定評のあるdocomo網を使ったIIJmioを組み合わせる事で、通信可能エリアを広げることができる、といった効果もあります。

[2021/5/15 追記] 初回の記事執筆時より、楽天モバイルの仕様変更があり、IIJmioの回線を使って楽天回線をカバーする、という方法が難しくなりました。詳しくは以下の記事を参照してください。
過去記事:Rakuten Linkアプリ(iOS版)の仕様変更で、デュアルSIM運用時に注意点が

楽天モバイル(物理SIM)とIIJmio(eSIM)の組み合わせで、落とし穴は「緊急地震速報」です。

また、IIJmioのeSIMについて、緊急地震速報が受信できるか、公式さんに問い合わせてみました。

IIJmioの公式さんには、丁寧にお返事をいただきました、ありがとうございます。公式さんのご回答の通り、IIJmioのeSIMでは緊急地震速報は受信できない可能性が高いようです。

緊急速報やJアラートは、携帯電話ネットワークの「ETWS」と言う機能を利用しています。

楽天回線ではiPhoneの正式対応に伴い、ETWSに対応しました。

しかし、ETWSは携帯電話ネットワークを利用している以上、エリアの不安がある楽天回線では緊急速報を受信できない可能性が増えてしまいます

楽天回線のエリアをIIJmioで補完する、といったことは緊急地震速報に関しては当てはまらないようです。

このデメリットを補う方法として、「Yahoo!防災速‪報」などのアプリを利用する手もあります。

しかし、個人的に利用してみた感想としては、アプリ系の緊急速報は動きに若干ラグがあったり、うまく速報を受信できないこともありました。「緊急地震速報」など、1秒を争うような情報の場合、アプリでは不安が残る、というのが現状のようです。

大手キャリアやサブブランドの「安定性」というメリット

楽天モバイル+IIJmioという方法は、たしかに安くなるのですが注意点もあり、上級者向けの方法といえます。

なんだかんだで、docomo・au・SoftBankなど大手3キャリア、もしくはUQ mobile・ワイモバイルといったサブブランドは、安定したサービスを広いエリアで使える、という基本がしっかりしていますね。

個人的にはその中でも「通信品質」と「コストパフォーマンス」のバランスを考えると、UQ mobileは非常に優れたチョイスになってくると考えています。

過去記事:私が「ahamo」「LINEMO」「povo」「ワイモバイル」よりも「UQ mobile」を推すワケ。

確かに「440円(税込)・3GB通信・音声通話し放題」は魅力的ではあるんですが、携帯電話は今や「ライフライン」の一つ。緊急地震速報の受信なども、キャリア選択の際に考慮したほうがいいポイントだと考えています。